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なんでここまでやろうとするのかな、ここまでやってもまだ、と思うのかなとふと立ち止まったときに、ああ本当にこの仕事が、建築が好きだなだからだなとわかった。誰かのためのものを誰かを思いながらつくることが。その誰かが少し先の未来で今よりちょっと楽しくなったりふっと笑顔になったり鼻歌うたっちゃうようなことを想像しながらつくることが。